About Leather
一般的に流通している革は「クロム鞣し」という化学薬品を使った方法で鞣されますが、
Tre.で使用する革は「タンニン鞣し」という植物性のタンニン(渋)液で鞣された革です。
このタンニン鞣しはクロム鞣しと比べると時間がかかる上に広い土地が必要な為、現在タンニン鞣しをする
タンナー(革を鞣す会社)は数少ないのです。
タンニン鞣しの革はピット槽(プールのように深い槽)で長い時間漬け込まれながら、皮(skin)から
革(leather)へ生まれ変わります。革の表面は限りなくナチュラルで、芯までタンニンの成分が
浸透しているので収縮が少なく堅牢です。また、使うほどに馴染み、深い色合いに経年変化していきます。
Tre.で取り扱う革は「Japanese leather」と「Italian leather」
どちらも特徴があり素晴らしい革たちです。
それでは、それぞれの革の特徴を紹介いたします。
Japanese leather
栃木レザーのヌメ革(表面に加工をしていないタンニン鞣し革)を元に多色に仕上げた革。
国産のタンニンなめし革で15色以上を展開することは非常に珍しいと自負しています。
多色を展開する革は他にもありますが、安定した供給、そして革の質を踏まえて、
この革を、自信を持って勧めています。多くのお客様に、好きな色を選んでほしいと思います。
色の組み合わせによってオリジナリティ溢れるアイテムを作成することが可能です。
硬 さ :★★★☆☆(部位によって差異あり)
エイジング:★★☆☆☆(ゆっくり)
Italian leather
イタリアンレザーの特徴は発色の良さと豊富なオイルです。
Japanese leatherと比べ、色に力強さをも感じます。
オイルが豊富なためメンテナンスをしなくてもエイジングが
どんどん進み、深い色へと変化していきます。
触れると“もっちり”した感覚で、使用している内に内側から
溢れてくるオイルがさらにその手触りを感じさせます。
独自のルートで仕入れているため、あまり市場で流通していない革です。
人と違ったものが持ちたい、イタリアらしい発色の良さ、オイルによる
“本当のツヤ感”をお求めの方はこの方をお選びください。
硬 さ :★★☆☆☆(部位によって差異あり)
エイジング:★★★★☆(はやめ)